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材木のことを熟知し、ある程度見分けもつくと当然のように行き当たる問題があります。それは東濃材になるための定義です。
誰しも「東濃で伐れた木」だから東濃材でしょ!ということになりますが、じつはそうではありません。東濃地域にある製材所が製材したものを東濃材と呼ぶのが正式な規格ですので、和歌山県や三重県、四国・九州など・・・
温暖な地域で、苦労を知らずにすくすくそだった木でも、地元の製材業者が製材すれば東濃材になってしまうのです。
木を見る限り、これは本当に東濃材ですか???
そんな事が起こるわけです。
これでは、せっかくの価値ある東濃ブランドが台無しです。
一般的には、製材所の方もそんな遠くまで木の仕入れに行かないから大丈夫でしょう?こうなりそうですが、製材所は地元の原木(丸太)市場に仕入れに行きます。そこには、いろんな山で伐られた原木がならんでおります。
当然、地元県産材ではない物もたくさん出荷されてきております。
市場は相場によって取引されますので、高値を付けることが分かっていれば、どんな遠くからでも木が集まってくることになります。
いったん市場に集まってしまった木は、その段階で「どの産地か」が分からない、身元不明の木ということになってしまうのです。
名前は東濃材となっているけど、実際は???
材木もかわいそうな気がします。

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