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木の家の場合、相手が自然素材であるだけに適した時期があります。
春・秋・冬が最適です。
汗をかくような夏の時期は適していません。
6~9月の4ヶ月ほどの間は、それ以外の時期と同じやり方ではうまく行きません。
一番神経を使う時期になります。
それはなぜか?
一旦、乾ききった材料は大気が湿気を持った時、大気中の湿気を吸い込むスピードも格段に速いのです。
これが、調湿効果を生むシステムにもなっているわけですが、湿気を吸った木は膨張します。寸法が大きくなる・面積が大きくなります。
繊維方向の長さが長くなったり縮んだりすることはありませんが、繊維に直角方向の収縮は避けることが出来ません。
工事中は良かったけど、秋になって完成間近になったころに「隙間だらけ」ということになってしまいます。
大気中の湿気が納まるころ、木も大気に湿気を吐き出します。
その時に寸法・面積が小さくなることを前提に仕事を進めていかねば、後で大変なことになってしまいます。
あとは、汗をかく時期は「手あか」です。
春・秋・冬は良くても夏の汗をかく時期は、これらに最新の注意を払って仕事をする必要があります。
引渡し時にはさほど気にならない程度の汚れだったものが、年数がたつと同時に「くっきり」と出て来てしまいます。
2~3年も経つと、見ることが出来ないほどの手のあとがそこらじゅうに・・・
などというお宅を何回も拝見したことがあります。
せっかくいい家を作っても、そこらじゅうに手の後がついていたりしたら・・・
残念ながら、一旦こうなってしまったものは汚れ落としなどの化学薬品を使っても完全に綺麗にすることは不可能です。
季節や気候に見合った仕事というのが、とても重要だと思います。
一年を通して同じ仕事をしているというのは、ある意味良くないかもしれませんね。
2007年9月11日
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