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「原価開示」とは、見積りの中で「仕入れ値と経費(利益)」を明確にしてあるもののことを言います。
買う側のお客様がその辺りの比率を把握出来るシステムです。
それがいいのか、悪いのか?というところは、僕には分かりません。
なぜかと言いますと、そんなやり方をしている商売は他にありませんからね。
それでも弊社では採用しております。
採用するに当たっては列記とした理由がありまして・・・
それは、「他の会社がやっていないから」です。
と言いますか、もっと正確にいうと・・・
他の会社が『出来ない』からです。
しかし、僕はこう考えます。
原価開示もいいかも知れませんが、それ以上に大事な事があると思うのです。
それは、『関係各社・業者・職人さんに対する総工事金額の提示及び利益率』です。
個人的には、お客様に対する原価開示より、こちらの方が大事だと思いますね。
僕はこっちの方は、何年も前からやっておりました。
それをやるには、それが必要な理由がある訳です。
みなさんは、現場に携わる大工さん・業者さん・関係各社さんがどんなことを考えているか?ご存知でしょうか?
これは建築のみならず、どんな業界・会社・組織にも言えることだと思うのですが、「こんな値段でやらせておいて、元請だけしっかり儲かってるんだろうな」・・・
こんなことを考えている人がいかに多いことか。
ハウスメーカーさんの場合、総工費さえ業者が知る事はありません。
工務店辺りでは、総工費ぐらいまでは分かっても、「自分のやった仕事・工事に対してお施主様がいくら払っているのか」?
それは絶対に明らかにしません。
業者さんの工事単価が満足の行く場合はいいですよ。
しかし、現在のより良い物をより値打ちに提供していかないと勝ち残れない情報社会で、そんなことがあるはずがありません。
「少しでも安い値段で仕入れをしたい」
それはハウスメーカー・工務店のみならず、どんな業種・業界、ひいてはどんな会社でも同じ事ですね。
お施主様でさえ、出来るだけ安く買いたいということは同じな訳です。
仕入れとなんら変わりない訳ですから。
そして、それらがいろんな弊害を引き起こしているのも事実だといえます。
僕のところでは、そんなことがないようにお施主様に提出した見積書。
お施主様と交わした契約書を見せるようにしています。
これをやると業者からの信頼度も一気に上がりますよ。
これは「原価開示」以上に難しいと思います。
見積りの原価を開示するだけでは意味がありません。
ハッキリ言って、いくらでもごまかせますから。
業者にも公開して、どこの誰に確認しても同じ認識である事が大事なんですね。
「原価開示」とかいって、原価をごまかしている会社は、正直言ってたくさんあります・・・(滝汗)
原価率10%!そんな会社ありえる訳ないのに(涙)
もし、原価開示の信憑性を確認したいのであれば、お施主様が直接業者に価格の確認を試みてみる事ですね。
原価を開示するということは、みんなが納得する会社運営をして、みんなで利益が上がる手法を考える。
上がった利益は、出来るだけみんなが喜ぶ形で還元していく。
その「みんな」の中にお施主様も入っていなければなりません。
いい会社であれば会社が伸びていく事は誰しもが願っています。
業者・お施主様、一丸となって前に進んでいく。
それが僕の会社の理念です。
2008年12月14日

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